シュノーケリング

ドルフィンキックのコツは?理想のドルフィン打てる?前に進まないキックの改善ポイント

今回はシュノーケリングにおける必須技法の1つ、「ドルフィンキック」について解説します。

ドルフィンキックとは文字通りイルカの動作を取り入れたもので、遊泳中におけるイルカの下半身の動きをキックの要領で再現しようというものです。

ドルフィンキックをマスターすれば、発展形である「ウェービング」の動作も可能になります。

ドルフィンキックの基礎と手順

フラッターキックが人間の足とフィンの機能を合体させた技法であるのに対し、ドルフィンキックはイルカの動作をそのまま人間の肉体で再現しようする技法です。

ここでのポイントは、身体の先端に近く、かつ広い可動域を持つ膝からつま先までを利用することです。

この部位をイルカの下半身に見立てて上下させることが上手なキックの秘訣といえるでしょう。

ドルフィンキックの手順を具体的に紹介します。

step
1
リラックスして水面に浮く

まずはリラックスして水面に浮きましょう。この際、、両手を前に出して身体を伸ばし、両足を揃えて膝を曲げます。

step
2
曲げた両足を同時にキック


曲げた膝を勢いよく伸ばし、後方にキックします。足は互いにつけたままで開かないようにすると、高い推進力を得られます。

step
3
キックと同時に水中へ滑らせる


キックと同時に、手と頭を水面から水中へと滑らせます。そのままキックの推進力を活かして前方へと進みます。身体を前方に伸ばして水の抵抗を減らし、できるだけ前に進むように心がけましょう。

step
4
キックの勢いで進む


背中をグイッと反り返し、背中を前方に伸ばしながら水面に浮上します。この際、必ず頭を水面まで戻しましょう。

初心者のドルフィンキック習得へのステップ

初心者のドルフィンキック習得へのステップ

ドルフィンキックはシンプルな動作ですが、シュノーケリング用の泳法ということもあり、すぐ身につかないとしても無理はありません。

最初はひとキックごと丁寧に、ゆっくりと水を退ける動作と推進力の手応えを実感しながら練習しましょう。

また、幼児のようで気恥ずかしいかもしれませんが、最初はビート板を使うのも効果的です。

ビート板をつかむと自然と手を前方に伸ばすポーズができあがるため、必然的に足の動作に集中する態勢が整います。

ドルフィンキックによるダイナミックな動きができるようになったらビート板は不要です。

なお、もしもスノーケルに水が入るようなら、息を止めながら苦しくならない距離を繰り返し泳ぐ要領で反復練習しましょう。

ドルフィンキックでイルカになりきろう!

ドルフィンキックでイルカになりきろう

ドルフィンキックによる足だけの遊泳ができるようになったら、次は身体の上下運動を加えてみましょう。

足のみに頼らず全身で泳ぐ感覚をつかめれば、本当にイルカになったような気分を味わえるはずです。

サーフェスダイブの記事でも触れた通り、イルカの泳ぎや動作を取り入れるにはイメージトレーニングが最適です。

水族館で実物の動きを間近で見るのも良いですし、Web動画であれば任意のタイミングでいつでも手軽に視聴が可能です。

イルカというお手本の動きを頭にインプットし、その上でお手本に近づけるべく練習に取り組むことが大事なのです。

つまり「イメージ」といっても単なる想像や空想ではなく、あくまで現実のイルカの動きを理解することが肝心といえるでしょう。

まとめ

「イルカになりきる」というのも決して大げさではなく、水中では重力から解放されて自由な動きが可能です。

イルカの動作に限りなく近づくことがシュノーケリング習得のカギといえるでしょう。

ドルフィンキックはシュノーケリングの基礎動作であり、イルカの泳ぎに近づくための第一歩です。

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