サイクリングを趣味にすると、ただスポーツバイクで走っているだけでも楽しいもの。
しかし、スマートフォンのアプリを活用すれば、走行やトレーニングがもっと楽しくなります。
そこで今回の記事では、「ルートナビアプリ」「走行記録アプリ」「お役立ちアプリ」の3種類と、番外編として「バーチャルサイクリングアプリ」を加えた合計4つのカテゴリーから、おすすめのサイクリングアプリをご紹介していきます。
サイクリングをするならアプリを活用しよう!
サイクリングコースのナビをしてくれたり、走行状況を記録してくれたり、トレーニング結果を記録してくれたり…と、さまざまなシーンで役立つのがアプリ。
現在、「アプリを使わずにサイクリングをしている」という初心者の方がいれば、ぜひ今回ご紹介するアプリを使ってみてください。
きっと、利便性の高さに驚くとともに、「もっとサイクリングをしたい!」という気持ちになれるはずです。
サイクリングで活用したいアプリを徹底解説【iPhone・Android対応】
それでは、ルートナビ・走行記録・お役立ち・ゲームアプリの4つのカテゴリーで、おすすめのアプリをご紹介していきます。
おすすめのアプリ
サイクリングにおすすめの無料ルートナビアプリ5選
まずは、ルート検索・案内をしてくれるナビアプリです。もうすでに使っている人も多いでしょうが、使いやすさはさまざま。
今使っているアプリより使いやすいアプリが見つかるかもしれません。
Google Map
ナビアプリの定番である「Google Map」。一般の方からも支持を得ている使いやすいアプリですが、自転車ルート機能には対応していない点がデメリットです。
近隣のよく知っているルートなら問題ありませんが、遠出をした際のナビアプリとしては少々不安が残ります。
自転車NAVITIME
さまざまなナビアプリが揃う「NAVITIME」の中には、自転車専用のアプリもあります。
前項のGoogle Mapとは違い、自転車ルートを示してくれるだけでなく、獲得標高表示機能や走行データ記録機能も。
さらに有料会員になると、ルート選択機能が付加されてさらに使いやすくなります。
キョリ測
「キョリ測」が人気の理由は、なんと言っても操作が簡単なところ。
画面上のスポットをタップするだけで、目的地までの距離と所要時間を確認可能。
さらに、消費カロリーを食品量で表示してくれることから、ダイエット目的でサイクリングしている方からも人気です。
ゼンリンいつもNAVI
自転車専用のルートを示してくれるナビアプリのひとつが「ゼンリンいつもNAVI」。
スポット検索をすると、自転車向けのルートを表示してくれ、さらに道路の幅まで教えてくれるという便利機能が搭載されています。
音声ナビ機能とバイブレーション機能つきで、画面を見なくても区間内のルートを間違ってしまう心配がありません。
BikeComputer
オフラインでマップを使えることから、インターネットが繋がらない場所を走行するときや、スマホの通信容量を節約したいときに大活躍してくれる自転車用ナビ。
スピードなどのデータを表示する機能がついているだけでなく、地図の操作も簡単で、ドラッグ&ドロップでルートを再検索することが可能です。
地図データをSDカードに保存できるため、機種変更後もそのまま使い続けられます。
サイクリングにおすすめの無料走行記録アプリ5選
次に、サイクリングのトレーニングに活用したい、走行記録アプリを5つご紹介します。
トレーニングのデータを記録し、保存できれば、さらにモチベーションを高めていくことが可能です。
Strava
自転車の走行記録アプリとして定番であり、ヘルスケアアプリとも連携可能な「Strava」。
距離、ペース、速度、獲得標高、消費カロリーなど、計測可能なデータは多岐にわたります。
シェア機能つきで、走行ルートを他のユーザーと共有することも可能。SNS感覚で利用できることから、仲間とともにサイクリングを楽しみたい、他の人のルートパターンが知りたいという目的に適しています。
Cyclemeter GPS
ワークアウトの記録やマップ表示、インターバル、タイム、消費カロリーなどを記録してくれるワークアウト用アプリ。
保存できるワークアウトの記録は数年分にものぼりますが、小容量アプリとなっているため、スマホの容量を確保したい方でも安心して使えます。
Endomondo Sports Tracker
合計60種類ものスポーツに対応するフィットネスアプリ。
GPS機能でサイクリングの走行ログを記録し、分析することによって、時間や距離、ペース、スピード、消費カロリーを確認できます。
1kmごとに音声によるフィードバックが受けられるため、走行中でも簡単に現在の走行状況がわかる便利なアプリです。
RunKeeper
合計13種類のスポーツに対応するスポーツウォッチアプリ。
地図表示、高低差や移動距離の記録だけでなく、平均ペースや持続時間まで記録できます。
目標を設定すると、達成までのサポートをしてくれる機能もついており、サイクリングの技術を高めたい方、ダイエットをしたい方におすすめです。
スマート・エクササイズ-ランニングやサイクリング ダイエット記録ナビ
常にマップ上のルートを表示しながら、同時に走行時間、走行距離、消費カロリーも表示するアプリ。
1つの画面に多くの情報が表示されますが、数値は大きな文字でシンプルなため、走行中もひと目で確認可能です。
数値をフルスクリーンで表示させる機能もあり、「消費カロリーだけ知りたい」というときには、さらに見やすい設定にできます。
サイクリングにおすすめの無料お役立ちアプリ3選
次にご紹介するのは、ナビや走行記録以外のお役立ちアプリ。
サイクリングをする方であれば、インストールして損はないと感じるであろうアプリをピックアップしました。
自転車ギア電卓
「自転車ギア電卓」は、その名の通り、ギアの計算をしてくれるアプリ。
距離や時間、クランク回転数を表示してくれ、ギア速度や最適なギアを知るために便利です。
体力を節約しながら効率的に走行したいという方は、ぜひ使ってみてください。
自転車ロード
「自転車ロード」は、バイクに関するさまざまな情報が閲覧できるアプリ。
サイクリングイベントやロードレースに関する情報提供や、ロードバイク関連の掲示板、動画コンテンツなどが用意されています。
もっとサイクリングライフを楽しみたい、趣味に没頭したいという方から人気のアプリです。
HELLO CYCLING
「いつでもどこでも自転車が借りられたら…」と感じている方には、シェアサイクルステーションのポイント検索・予約・支払いが行える「HELLO CYCLING」というアプリがおすすめ。
ステーションは全国にあり、「輪行をせず遠方でクロスバイクを使いたい」「たまには電動自転車に乗りたい」という要望にも対応。
もっと手軽に自転車に乗りたいという方から支持を得ています。
自転車アプリゲームが好きな方におすすめの無料バーチャルサイクリングアプリ5選
最後にご紹介するのは、バーチャルサイクリングアプリです。
「Zwift」が人気ですが、自転車アプリゲームは他にも多数。
今回は、ルートが豊富で性能が良いと評判のアプリをご紹介します。
Zwift
グラフィックの美しさで、「本当に屋外を走っているような感覚」を味わえることで高い人気を誇る、定番バーチャルサイクリングアプリ。
スマートトレーナーと組み合わせれば、実際に自転車の負荷が変わる機能などが付加され、室内でも臨場感あふれるサイクリング体験が可能となります。
Road Grand Tours
画面表示は3DCGですが、実在するヨーロッパの風景を元に作られていることから、旅行気分も味わえるサイクリングアプリ。
2020年4月のバージョンアップから、選べるコースが8種類に増えました。山岳・田舎道・ビル街・海岸沿い・エアポートなどをモデルにしたコースから選べます。
VirtuGO
走行状態がとても把握しやすいと評判のバーチャルサイクリングアプリです。
まだβ版での提供なので選べるコース数は少ないものの、トレーニング目的であれば問題ありません。
鳥が飛び去っていく演出があったり、アバターのカスタマイズができたりと、正式版がリリースされればZwiftと同等に楽しめるアプリになる可能性も秘めています。
Bkool Indoor simulator
「Bkool Indoor simulator」は有償サービスです。無料では利用できませんが、CGと実写の切り替えができる機能が搭載されている上に、100を超えるコースから選択可能。
ダンシングでは蛇行する演出もあり、無料では提供できないレベルの高性能なゲームを体験したい方はぜひ試してみてください。
Onelap
「Onelap」も有償サービスです。Zwiftにも負けない完成度を誇ると言われているにも関わらず、利用料金は1ヶ月15元、年間契約で150元というリーズナブルさ。
その代わり、Zwiftと比較して特に勝っている点もありませんが、サービスの品質は確かです。
ウォーキングやサイクリングでアプリを最大限活用するための装備品
サイクリング中にアプリを使うためには、スマホの他に、あると便利な装備品があります。
アプリを使ってサイクリングを快適にするなら、さらに快適な環境になるように、次のような装備品も揃えてはいかがでしょうか。
便利な装備品
自転車用スマホホルダー
自転車用スマホホルダーがあれば、スマホをサイクルコンピューターのように使えるようになります。
走行中のナビとして使いたい方、走行中にログを確認したい方であれば、スマホホルダーの設置は必須アイテムです。
充電器
常にスマホの電源をオンにしておくと、サイクリング中にバッテリーがなくなってしまうことも。
万が一の緊急事態でスマートフォンが使えないと危険なので、充電器はかならず持つようにしましょう。
小容量の軽量充電器であれば、バックポケットの中でも邪魔になりません。
ケイデンス・心拍数センサー
アプリの中には、Bluetoothを使用してケイデンスセンサーや心拍数センサーと連携できるものがあります。
より詳しく走行中のデータを記録するためには、やはりセンサー関連を揃えておくことがおすすめ。
走行記録だけでなく、体の記録も取れるようになれば、走行と体の状態を結びつけて考えられるようになります。
アップルウォッチ
高性能スマートウォッチの代表であるのがアップルウォッチです。
心拍数センサーを使うよりもっと細かく体のデータを記録したいという方なら、きっと「買ってよかった!」と思えるはず。
連携できるのはiPhoneとはなりますが、心拍数、ワークアウトを行った時間数、消費カロリーなどに加え、睡眠記録を取ることもできる総合ヘルスケアアプリです。
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オフライン対応なら更に便利!目的に合わせてアプリを選んでサイクリングを楽しもう
サイクリングに活用できる自転車無料アプリは、ご紹介してきたようにたくさん提供されています。
高い人気を誇っていた「Runtastic Road Bike」は提供終了となってしまいましたが、その他にも高い機能性を誇る無料アプリは豊富です。
詳細な走行ログが記録できる「Cyclemeter GPS」、オフライン機能付きの「BikeComputer」などは特に利便性の高いアプリ。
また、音声ガイドつきのナビアプリを使えば、地図を見る必要性もなくなり、より走行に集中できるようになります。
ご紹介した中からお好みのアプリを見つけて、サイクリングライフを充実させていきましょう。
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