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サイクリング初心者に最適な「クロスバイク」!特徴からおすすめモデルまで一挙解説

サイクリング用のスポーツ自転車として人気の「クロスバイク」。

漠然と「クロスバイクが欲しい…」と考えている方でも、シティサイクルやロードバイクとの違いを明確に把握できていないという場合も多いのではないでしょうか。

そこで、その他の自転車とクロスバイクとの違い、用途、乗るときの服装などに加えて、人気メーカーのおすすめモデルなど、クロスバイクについて幅広くご紹介します。

クロスバイクって?シティサイクルと比較したときの特徴

まずは基本的なポイントとして、「クロスバイクってどんなスポーツサイクル?」というところを解説します。

一般的なシティサイクルやロードバイクと比較すると、クロスバイクにはどのような特徴があるのでしょうか。

クロスバイクとは

シティサイクルと比較したクロスバイクの6つの特徴

それでは、最初にシティサイクルと比較したときの、クロスバイクの特徴的なポイントについて見ていきましょう。

軽量で走行性能が高い

シティサイクルと比較したときのクロスバイクの最大の特徴は、車体本体の重量が軽く、走行性能が高いことです。

クロスバイクは一般的に10~13kg、ママチャリは15~20kgとされており、軽量であることからペダリングが軽く、走行スピードもアップ。そのため、初心者の方でも長距離を走りやすくなっています。

ただしクロスバイクの重量はフレーム素材により変わります。

最も軽いのはカーボンフレームですが、カーボンは高額な素材であることから、初心者の方ならアルミフレームを選ぶことが現実的です。

ライトなどの付属品は別で購入する

シティサイクルには元々カゴやライト、泥除けが付属していますが、クロスバイクには不足しておらず、別で購入する必要があります。

クロスバイクは走行スピードを重視したバイクであることから、必要最低限の装備で軽量にしようという意図から装備品が付属しません。

ギアの変速段数が多い

クロスバイクはシティサイクルと比較して変速段数が多く、さらに前後に変速機が搭載されています。

一般的に前が2~3段、後ろが7~11段の段階変速となっており、ギアの変速段数が多いことも、クロスバイクが長距離向きとされる理由のひとつです。

タイヤが細い

クロスバイクの外観的な特徴としては「タイヤが細い」という点が挙げられます。

路面と接する面積を小さくし摩擦抵抗を減らすことが目的であり、タイヤが細いことも走行スピードを上げるための工夫のひとつです。

体型や目的にあわせてフレームサイズを選べる

シティサイクルはタイヤサイズからタイプを選びますが、クロスバイクはフレームによりサイズが豊富に揃っており、体型や目的にあわせて適切なフレームサイズを選べます。

そのため、クロスバイクを選ぶ際には、店頭で試乗してサイズを確認し、購入するようにしてください。

サドルが高めでほどよい前傾姿勢になる

クロスバイクはシティサイクルと比較してサドルが高めに設定されており、サイクリング特有の「前傾姿勢」になれます。

前傾姿勢になることのメリットは、ペダリング時に脚の力が入れやすく、運動効率が高まることです。

ロードバイクと比較したクロスバイクの6つの特徴

それでは次に、ロードバイクと比較したときの、クロスバイクの特徴についてご紹介します。

ロードバイクもクロスバイクと同様にスポーツ用自転車の一種ですが、クロスバイクはまた異なった特徴を持ちます。

軽めのギアが多い

シティサイクルよりギアの変速の段数が多いクロスバイク。

ただし、ロードバイクと比較すると、軽めの変速ギアが多いという特徴を持ちます。そのため、体力に自信がない人でも乗りやすいということがメリット。

ロードバイクよりも「移動のしやすさ」を重視していると言えます。

タイヤが太め

クロスバイクのタイヤはシティサイクルより細いですが、ロードバイクでは更に細くなっています。

そのため、ロードバイクより速度は落ちますが、タイヤが太いことから安定性はアップ。

走行スピードと安定性を両立させているのがクロスバイクという存在です。

基本のフレームサイズが違う

ロードバイクとクロスバイクでは、基本のフレームサイズが異なります。

サドルからハンドルまでの「トップチューブ」の長さも、前後の車輪間の長さである「ホイールベース」もクロスバイクの方が長いという違いが。

ロードバイクの方が反応性には優れますが、クロスバイクの方が一般的な用途には向いていると考えられます。

お尻への衝撃が少なく乗り心地が良い

スポーツバイクに乗っていると、路面からの衝撃がお尻に伝わり痛みへと変わります。

しかし、クロスバイクのサドルは広くクッション性に優れていることから、ロードバイクよりも衝撃を緩和。

ロードバイクであれば、サイクルパンツなどで衝撃を緩和する必要がありますが、クロスバイクなら衝撃吸収パッドが入っていない普通のパンツでも、それほど強い痛みは感じられません。

前傾姿勢になりすぎないフラットハンドル仕様

ロードバイクは円形の「ドロップハンドル」というハンドルになっていますが、クロスバイクは直線状に横に伸びた「フラットハンドル」を採用しています。

フラットハンドルにすることで、ロードバイクよりも浅い前傾姿勢になり、スポーツバイク初心者の方でも乗りやすいことが特徴です。

価格帯がリーズナブル

クロスバイクはロードバイクよりも価格がリーズナブルです。

ロードバイクは安価なものでも10万円前後、高価なものでは100万円を超える商品も珍しくありません。

その点クロスバイクは、5~30万円で購入可能。サイクリング初心者にとってロードバイク購入はハードルが高いですが、クロスバイクなら比較的手頃な価格で手に入れられます。

クロスバイクの用途

クロスバイクとシティサイクル、ロードバイクとの違いについて確認したところで、クロスバイクの用途について見ていきましょう。

他の自転車と特徴を比較すると、次のような用途に最適な自転車であると言えます。

クロスバイクの用途

長距離サイクリング

クロスバイクの特徴を確認すると、長距離サイクリングに最適な自転車だと考えられます。

ギアの変速段数が多く、ペダルの踏み込みが軽く、路面との摩擦緩和によりスピードを出すことも可能。

前傾姿勢で必要以上に脚に負担がかかることもなく、長距離サイクリングでも無理なく走れます。

通勤・通学・街乗り・自転車移動用

自転車通勤や自転車通学を兼ねたサイクリングを始めたい人、街乗りや買い物など、自転車を移動手段として使いたいという方にもクロスバイクがおすすめです。

荷物を積むならカゴがついたシティサイクルの方が向いていますが、クロスバイクにもカゴをつけることはできます。

また、クロスバイクであれば、多少遠距離の会社・学校でも不必要に体力を消耗することなく通えます。

移動手段として自転車を使う予定で、軽く漕ぎ出せる方が良いという方にとってクロスバイクは理想的な乗り物です。

自転車ダイエットや運動不足解消

サイクリングでダイエットをしたい、運動不足を解消したいという用途にもクロスバイクは最適です。

クロスバイクの消費カロリーはシティサイクルよりも大きく、体重50kgの人が1時間サイクリングをした場合、消費するカロリーは次のような目安となります。

  • 電動自転車:157kcal
  • シティサイクル:304kcal
  • クロスバイク:357kcal
  • ロードバイク:630kcal

ロードバイクよりも少ないですが、シティサイクルよりもクロスバイクの方が消費カロリーは多め。

さらに、シティサイクルよりも軽く漕ぎ出せることから、脚の筋肉を必要以上に太くすることなくカロリーを消費させられます。

クロスバイクに乗るときの服装は?

それでは、実際にクロスバイクでサイクリングを始めたいという場合、どのような服装で行えばよいのでしょうか。

先に解説したように、クロスバイクならカジュアルな服装で乗っても大きな問題はありません。ただし、安全のためにヘルメットは被りましょう。

サイクリングに最適な服装はやはりサイクルウェアですが、通勤通学や街中移動のためにサイクルウェアを着ることには違和感が否めません。

ストレッチ性があり動きやすく、吸汗・速乾性に優れている服装であれば、一般的なカジュアルウェアでもサイクリング用として利用可能です。

もしお尻への衝撃が大きく痛みを感じたら、カジュアルウェアの下に着用できる「インナーパンツ」をおすすめします。

もしくは、パッドつきのハーフパンツであれば、通勤用・通学用・街乗り用としても違和感がありません。

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おすすめモデル

【ライトパース】クロスバイク入門セット

約3万円でクロスバイク一式が揃うライトパースの入門セット。

初心者の方で購入するべきクロスバイクに迷ったら、まずライトパースを購入すれば間違いありません。

変速機やパーツなどコンポーネントはシマノ製で信頼度抜群。ブレーキには「Vブレーキ」を採用しているため、効きが良く安全性にも優れます。

一般的なクロスバイクよりタイヤが太めになっているので、サイクリング初心者の方でも走りやすいと感じられるはずです。

【cyma primer】クロスバイク入門セット

鮮やかなカラーリングでライトパースと人気を二分するのが、cyma primerのクロスバイク入門セット。

アルミフレームで軽量な作りとなっており、こちらも変速機はシマノを、ブレーキはVブレーキを採用しているため前項のライトパースと変わらないスペックです。

また、ワイヤー錠とライト、エアポンプがセットになっているので、ライトを別で購入する必要もありません。コスパに優れているところが最大のおすすめポイントです。

【ブリヂストン】TB1

タイヤ製造でおなじみのブリヂストンからは、おしゃれで実用的な初心者向けの「TB1」をご紹介します。

TB1の特徴はとにかく耐久性が高いことで、ひび割れやパンクのリスクを軽減させた「ロングレッドタイヤ」を採用しているところはさすがブリヂストンといったところ。

片足スタンドや変速レバー、盗難防止のカギが装備されているなど、通勤用・通学用として使い勝手が良いようにつくられています。

【あさひ】オフィスプレス トレッキング BAA-J2 クロスバイク

あさひで人気のクロスバイクと言えば、シティサイクルのようなイメージで乗れる「オフィスプレストレッキング」です。

もともと通勤用として開発されたクロスバイクなので、通勤・通学で用いたいという人に最適。

カゴつきで荷物を入れることもでき、チェーンカバーや泥除けがついているので、スーツが汚れてしまう心配もありません。

【トレック】FX 2 Disc

トレックの「FX 2 Disc」は、ご紹介した他のバイクより少々値が張りますが、スタイリッシュなデザインと軽量なアルミ製フレーム、濡れた路面に強い「セミスキニータイヤ」を採用している基本仕様などから、初心者の方に高い人気を誇ります。

制動力に優れた油圧式ディスクブレーキ搭載で、路面の状態が悪くても、停まりたいところで停まれるところも嬉しいポイントです。

【ビアンキ】Roma 3 Disc

おしゃれな外観で女性から人気を集めるビアンキのクロスバイク。

中でも初心者の方におすすめなのは、エメラルドカラーが美しい「Roma 3 Disc」です。

クロスバイクでありながら、ロードバイク並の軽量性を実現させており、軽快な走りを実現させます。

ディスクブレーキを搭載し、初心者の方でも乗りやすいモデルですが、スピード重視でクロスバイクを選ぶなら有力候補のひとつとなる自転車です。

オールマイティさが魅力のクロスバイク

「自転車で走ること」を楽しみたいというサイクリング初心者の方には、軽量で走りやすく、通勤通学・街乗りと、オールマイティに活躍してくれるクロスバイクが最適。

シティサイクルやロードバイクとの違いについて把握したら、今回ご紹介したおすすめモデルを中心に、「コレ!」と感じる1台を探してみてください。

クロスバイクはモデルごとに機能性も異なり、「ジャイアント」や「ルイガノ」などのものをはじめ、まだまだ人気の高いモデルがたくさんあります。

サイクリングの目的や用途、デザイン性なども考慮して選びましょう。

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