ランニング中に問題になることと言えば「荷物をどうするか?」ということ。
短距離であればカギと小銭だけでも走れますが、帰宅ランやトレイルランではそうもいきません。
また、走っているときにポーチが揺れて邪魔になることもあるはずです。
そこで今回の記事では、ランニングで荷物をどうするべきか3つの方法を解説。さらに、ランナー向けのおすすめポーチを用途・種類別にご紹介します。
みんなはどうしてるの?ランニングをより快適にする荷物の持ち運び方
ランニング中に邪魔になりがちな荷物。ひとりランをしている方であれば、「他のランナーはどうしてるの…?」と疑問に思うこともあるはずですが、多くのランナーは次の4つのいずれかの方法を利用しているようです。
ランニング用のバッグやポーチに入れて荷物を携帯する
ランニング中の荷物を持ち運ぶための方法として最も一般的なのが、専用のバッグやポーチに入れるというもの。
ランナーの快適な走りを実現するべく、次のようにさまざまなタイプのランニング専用バッグが販売されています。
アームバンドタイプ
アームバンドとは、二の腕につけるタイプのスマホホルダーです。
財布など大きめの小物類は持ち運べませんが、スマホや交通系ICカード、小銭だけを携帯して走る軽量性重視のランナーの方であれば、揺れが気になることもなく快適なはず。
価格が安く、装着したままスマホを使える商品も多い利便性の高さが魅力です。
ウエストポーチタイプ
財布や鍵、スマホ、ドリンクボトルなど比較的荷物が多い方には、ウエストポーチタイプのランニングバッグがおすすめ。
夏場の長距離ランニングであれば、水分補給用のドリンクを持っていなければ熱中症や脱水症のリスクが高まります。
ウエストポーチは走っているときに揺れやすいというデメリットもありますが、必要なものをコンパクトに持ち運べる便利アイテムです。
リュックタイプ
荷物がウエストポーチに入り切らない場合は、ランニング用のリュックやバックパックを活用するのもひとつの方法。
邪魔になりそうだと思われるかもしれませんが、専用の製品は体へのフィット感が高く、揺れにくいため走っていても快適です。
ベルト部分にポケットがついている製品であれば、走りながらスマホやドリンクボトルを取り出せます。
女性の着替えも預けられる!シューズロッカーを利用する
ランニングで荷物が多くなりがちな女性ランナーから人気を集めているのが、シューズ用ロッカーをレンタルできる施設利用です。
有名なランニングコースの近くには、ロッカーやシャワー、更衣室などを併設したランニングステーションが設置されていることも少なくありません。
ロッカーの中に着替えなどの荷物を保管すれば、荷物を気にすることなくランニングに集中できます。
マルチポケットパンツに小物を入れて携帯する
パンツに収納できるポケットがついている「マルチポケットパンツ」をフルに活用して、バッグを持たないというタイプの方もいます。
マルチポケットパンツは通常のパンツより身体へのフィット感が高いため、ポケットに入れた荷物が揺れて邪魔になる心配もありません。
入れられる荷物の量は少ないものの、アームバンドやウエストポーチに煩わしさを感じるという方におすすめです。
荷物は一切持たずスマートウォッチだけで走る
荷物を持たない派のランナーの中には、スマホを持つことも嫌って、スマートウォッチだけでランニングをするという方もいます。
スマートウォッチにはさまざまなタイプがありますが、例えばAppleWatchであれば、ランニングの記録ができるだけでなく、音楽を聞いたり、電話をかけたり、電子マネーで支払いをしたりできるためスマホも財布も持たず快適なランニングが実現します。
ランニング中の荷物をどうするかは走行距離・目的に応じて変えよう
ご紹介してきたように、ランニング中の荷物を持ち運ぶ方法はさまざまです。
どの方法を選ぶべきかは、ランナーの好みによるところも大きいですが、ランニングの走行距離や目的から選ぶことが間違いのない選び方。
それでは、距離・目的別におすすめのバッグをご紹介します。
短距離ランニング
30分前後の短距離ランやジョギングなら、ランニング時の荷物はスマホ、鍵、小銭くらいで身軽に出かけられます。
マルチポケットパンツやアームバンドタイプのスマホホルダーでコンパクトさを重視しましょう。
長距離ランニング
30分以上の長距離ランをするなら、スマホ、鍵、小銭に加えて、ドリンクボトルや汗拭き用のタオルなども持っていきたいもの。
500mlのペットボトルも入るウエストポーチを用意したり、シューズロッカーを利用して荷物を預けたりする方法がおすすめです。
通勤ラン・帰宅ラン
通勤ランや帰宅ランをしている方であれば、仕事や学習に必要な道具、着替えなどの荷物が必要でしょうから、リュックやバックパックなど大きめバッグが必要です。
ただし、学校や会社に持ち込むことを考えると、できる限りシンプルなデザインで、タウンユースにも耐えうる商品を選んだ方が良いと考えられます。
トレイルラン
トレイルランは走行距離が長くなりがちであるため、通勤ランや帰宅ランと同様、リュックタイプを選ぶと間違いがありません。
走っている最中にドリンクやスマートフォンを取り出せるよう、アクセスのしやすさを重視して選ぶことがポイントです。
ランニングの「荷物が揺れる」問題を解決!ランナー向けのおすすめポーチをタイプ別にご紹介
ランニング中の荷物をどうするべきか…ご自身が行うランニングの距離や目的により目安がついたでしょうか?
それでは実際に、ランナー向けのポーチをおすすめ人気ランキングの中からご紹介します。
「走っているときに荷物が揺れる」という問題を解消できる優れたモデルばかりを厳選しました。
【ウエストバッグ】[ブレイキスト]ランナーのための3ポケット2WAYバッグ
ペットボトル、スマホ、財布や鍵などかさばる荷物も収納できるスペースが魅力。速乾性と通気性に優れたポリエステル素材なので、蒸れることなく快適なランニングが可能です。
1,480円 (税込)というコスパ抜群なのも高ポイントです。カラーも4色展開しているのでコーディネートにこだわる方にもおすすめです。
ペットボトル、スマホ、財布や鍵などかさばる荷物も収納できるスペースが魅力のウェストバッグ。
ランナーのための3ポケット2WAYバッグ[BREAKIST]こんな方におすすめ
- かさばる荷物も収納できるスペースがほしい方
- 蒸れることなく快適なランニングがしたい方
- コーディネートにこだわりたい方
ランナーのための3ポケット2WAYバッグ[BREAKIST]
【ウエストバッグ】NIKE スリムウエストバッグ
NIKEの「スリムウエストバッグ」は、サングラスや鍵、スマホなどが入るサイズのシンプルな人気ポーチ。
ワンサイズのみの展開ですが、伸縮性が高いため荷物の形が問われず、ある程度大きめのものも入れられます。
ジッパー周辺には反射素材が使われていて、安全性に考慮されているところも嬉しいポイントです。
【フリップベルト】スポーツウエストポーチ
「スポーツウエストポーチ」は、まるでベルトのようにシンプルで、ピッタリと体にフィットする使用感が最大の特徴です。
素材の伸縮性を利用してウエスト部分に装着するタイプなので留め具がなく、マラソンで使用しても摩擦で痛みが現れたり、ランニング中にずれてきたりすることもありません。
XXS~XXLまで7つのサイズが用意されており、どのような体型の方でもフィットするサイズが見つかるはずです。
【アームバンド】アディダス ランニングアームポーチ
アディダスのアームバンド型ポーチの特徴は、ベルトタイプバックル式で調整が容易であることと、コンプレッションコードがついていること。
アームバンドタイプを使っていると、腕を振るたび荷物の揺れが気になることがありますが、コードを締めておけば揺れを軽減できます。
取り出さなければスマホを操作できないタイプのポーチですが、反対に考えると、透明で中身が見えないため貴重品を安全に持ち運べることがメリットです。
【ドリンクホルダーつき】アシックスボトルポーチ
外側にドリンクボトル収納ポケットがついたポーチです。コンパクトサイズのウエストポーチながら、500mlのペットボトルが入るボトルポケット、コインケース、小物収納ポケット、キーフックまでついた多機能さが魅力。
収納部分が小分けにされているため、ドリンクボトルを取り出したときに鍵が落ちてしまう…というような煩わしさがありません。
【ドリンクホルダーつき】アディダスボトルポーチ
アシックスのボトルポーチとは違い、350ml程度の容量のボトルパックが2本入るタイプのポケットがついているポーチです。
留め具はバックル式ですが、裏側に滑り止めコーティングが施されておりランニング中のズレを軽減しています。
もちろん、小物が収納できるジッパー付きポケットつきでスマホや鍵も安全に収納可能です。
【ボディバッグ】BODYMAKERランニングボディバッグ
腰にバッグをつけたくないという方におすすめの商品。バッグの前面には透明ポケットがついていて、取り出さなくてもスマホを操作できるように配慮されています。
本体サイズはとてもコンパクトですが見た目より収納力が高く、500mlペットボトル、タオル、グローブなども収納可能。新品で税込990円と求めやすい価格なので、ランニング用のポーチを探しているならまずは「ランニングボディバッグ」を試してみてください。
【バックパック】ノースフェイス マーティンウィング16
ノースフェイスのマーティングウィングシリーズは、レースに参加するランナーからも支持を得ている本格派。
容量13LのSサイズと15LのLサイズと2種類のサイズ、6色のカラーから用途と好みにあわせて選べます。
500mlペットボトルが入るフロントポケットやアクセスしやすいサイドポケットがついているだけでなく、汗ムレを防ぐため通気性を高くしており、フィット感もあるので長距離用ランニングリュックとしても使える機能性です。
100均でも購入可能!ランニングで荷物を入れるためのおすすめアイテム
ここまでスポーツメーカーのバッグをご紹介してきましたが、実は100均にもランニング中の荷物やスマホを入れるためのアイテムがあることをご存知でしょうか?
ランナーから「使える!」と注目を集めている2つのポーチを見ていきましょう。
【ダイソー】のびのびポーチ
ダイソーの「のびのびポーチ」は、その名の通りストレッチ素材でできたウエストポーチです。
350mlのペットボトルも収納可能というちょうど良いサイズ感で、ランニング中に鍵・スマホ・小銭などの小物を入れるバッグが欲しいという声に応えてくれます。
防水機能などはないようですが、100円で購入できる商品としてはとても便利だと感じられるはずです。
【キャンドゥ】スポーツアームバンド
キャンドゥでランナーから人気の商品は、ランニング中のスマホ収納に役立つ「スポーツアームバンド」。
前面が透明素材になっているので、スマホを取り出すことなく操作することができ、腕へのフィット感も良いためズレなどの心配もありません。
ポケットにスマホを入れてランニングをしているという方はぜひ一度試してみてください。荷物の揺れによるストレスが見事なくなるでしょう。
ランニングで持ち物が邪魔なら…使い勝手の良いランニングポーチ・ランニングバッグを見つけて!
ランニングで荷物が邪魔だと感じられているなら、今回の記事を参考にしながら、あなたにピッタリの専用バッグを見つけてみてください。
ランニングバッグを普通のカバンで代用すると、走っている間ずっと荷物の揺れが気になってしまうことも…。
ランニングウェア、ランニングマスクと同様に、専用のアイテムには運動をするため最適な機能性が備わっているものです。
アームポーチやフリップベルトのポーチは、ルームランナーで自宅トレーニングをするときにも役立ちますし、通勤ラン・帰宅ランを行う方であればランニング専用リュックは必需品だと言えます。
防水性の有無やサイズ別にさまざまな商品が揃っているので、快適なランニングが実現するようお供となるバッグを選んでください。