ランニングを続けていると、多くの方が感じることになる「モチベーションの低下」。
ジョギングや他のワークアウトを取り入れてもなんとなく面倒くさい気持ちになってしまうことが、ランニングの平均継続期間を短くしているようです。
ランニングのモチベーションを維持するためには、いくつかのポイントを意識することが大切。
運動効果は継続することによって得られるようになるため、気分を持ち上げるための対処法を知って継続させましょう。
ランニングのモチベーションが保てなくなる理由とは?
手軽に取り組めるものの、継続できずすぐにやめてしまう人も多いランニング。
ランナーのみなさまに聞いてみたところ、ランニングのモチベーションが保てなくなる理由として次のような回答が寄せられました。
- 忙しくてランニングをする時間がない
- 走ることが面倒になる
- ランニングをしたいときに雨や雪が降る
- 怪我をして走れなくなった
- 目標に到達したらやる気がなくなった
ランナーたちがモチベーションを保てなくなる理由はさまざまですが、ランニングを継続していくためにはご紹介したような理由を解消していくことが大切です。
ランニングのモチベーションが上がらない…そんなときの14の対処法を徹底解説
それでは、ランニングへのモチベーション低下を防ぐためにはどのようにすればよいのでしょうか?
モチベーションが下がりそうになったときに活用できる、14の対処法をご紹介していきます。
ランニングのモチベーションUP
ランニングに対して目標・目的を持つことが最大のポイント
人は目標や目的があると頑張れるものです。ランニングのモチベーション低下を防ぐためには、まず走ることに対して目標設定をしましょう。
目標タイム、トレーニング強度、月間走行距離、1回の走行時間…など、目標はどのようなことでも構いません。ただし目標が大きすぎると挫折につながるため、毎回のランニングで「前回よりタイムを伸ばす」「今日は5km走る」などの小さな目標を設定してご自身のやる気を引き出してください。
ランニングコースや練習メニューを変えてみる
毎回同じ内容のランニングをしているなら、コースや練習メニューを変えてみてはいかがでしょうか。
ランニングの内容に変化をもたせると新鮮な気持ちで走ることができ、モチベーションの向上につながりやすくなります。
走ったことがないコースを走れば、見たことがない景色や知らなかったお店など、家の近くでも新たな楽しみが見つかるかもしれません。
ランニング中に聞く音楽も変えてみよう
気分転換をするためにはコースや練習メニューを変えるだけでなく、ランニング中に聞く音楽を変えることも効果的です。
普段は音楽なしで走っているという方であれば、オーディオブックや音楽を聞きながら走ってみましょう。
配信サービスを利用すれば、お気に入りの音楽が見つかる可能性もあって一石二鳥。英国人ウルトラランナーもおすすめしているモチベーション維持方法です。
さらに、アップテンポの音楽は自律神経のうち、活動を司る「交感神経」を優位にさせるという報告も。
明るくテンポの速い音楽を聞きながら走れば、交感神経が優位になりランニングの疲れも感じにくくなる可能性があります。
ランニングで得られる効果を書き出してみる
ランニングへのモチベーションを根本的に高めたいなら、得られる健康効果や美容効果を紙に書き出してみることもおすすめです。
ランニングを始めたということは、ランニングに対して何らかの効果を期待している方が多いはず。
人は「メリットがある」と考えると頑張れるものなので、ダイエット成功・生活習慣病予防・筋持久力アップ・ストレス解消…など得られる効果を改めて見返せば、ランニングを続けたいという気持ちが湧き上がってきます。
ランナー向けアプリ「ラントリップ」を試してみよう
多くのランナーから「モチベーション維持に欠かせない!」と言われているのが「ラントリップ」というランナー専用SNSアプリです。
ラントリップがリリースされた目的は、ランニングのモチベーション維持のため。
ランニングを楽しく継続できるよう、毎回のランニングの様子をスタンプとともに投稿したり「ナイスラン」を贈ったりなどのSNS機能が充実しており、お互いに応援しあうことでランニングを継続させやすくなります。
ラン友・ランナー仲間を見つける
前項の「ラントリップ」にも言えることですが、ランニングのモチベーションを高めるためには仲間がいたほうが有利です。
もちろんオンラインの仲間を見つけても良いですが、一緒に話しながら走れる人たちを見つけられればさらに走ることが楽しくなります。
ランナー仲間がいれば「走らなければ」という気持ちにもなりやすいものの、仲間がランニングをやめたり人間関係が悪くなったりしてモチベーションが下がってしまう…という事態に陥るリスクもあるので、仲間たちを頼りすぎないことも大切です。
STRAVAでトレイルランやランニングを記録
「STRAVA」はランニングなどのアクティビティを記録するためのアプリです。
「ラントリップ」と比べてSNS機能より記録・分析機能に長けているので、ご自身のランニングレベルを高めたい、走りの記録を情報として残して分析したいと考えている方のモチベーションアップに最適。
SNS機能も搭載されており、走行ルートの写真を他のユーザーとシェアできるため、自然が多いところを走るトレイルランナーに特におすすめです。
お出かけ代わりに目的地まで楽しくランニング
ランニングを続けることがつらいと感じたら、お出かけ代わりにランニングをしてみることもおすすめ。
「走るぞ!」と気合を入れず、行きたいお店、食べたいパンのために、目的地まで軽く走ってみてはいかがでしょうか。
目的地に行くという目標ができる上に、目的地に到着したら楽しみが待っていると考えればモチベーションアップにつながること間違いなしです。
ランニング後のご褒美を設定して気分を上げる
前項でご紹介したように目的地にご褒美を設定しても良いですが、ご自身の好きな食べものやしたいことなどを「走った後のご褒美」として設定すれば気分が上がります。
「ずっと食べたかったケーキを食べる」「スパに行ってリラックスする」「○kmを完走できたら欲しかったものを買う」など、ご褒美の設定方法はさまざま。
最初にご紹介した目標を設定することのひとつとして、ご褒美を設定するとモチベーションは一気に上がります。
お気に入りのランニンググッズを購入してモチベーションアップ
この対処法としてご紹介する方法も、ランニング時の気分を変えるための方法。
ランニングウェアやシューズ、スポーツ用サングラス、UVカットパーカーなど素敵なランニンググッズを購入することで、走りたいという気分を高める方法です。
お気に入りのバッグや洋服を購入すると、「早くお出かけして使いたい」という気持ちになるでしょう。
同じ原理で、早く使いたくなるようなアイテムを購入すれば、ランニングに出かけたくて仕方なくなるはずです。
筋トレやスロージョギングを取り入れて気分を変える
毎日ランニングだけをしているという方なら、筋トレやペースを落としたスロージョギングを取り入れて気分転換をしてみましょう。
走りの質を高めるための練習としても効果的ですし、他のスポーツを交えることによって走る楽しさを再実感できる可能性も。
ランニングをやめそうになった方の中にも「運動を続けているうちに走りたくなってきた」という方もおり、走らなくても体を動かし続けることは継続のために大切な要素です。
マラソン大会にエントリーして練習しなければいけない状態を作る
気分転換をしてもランニングへのモチベーションが上がらない…という方は、大会やウルトラマラソン、レース競技にエントリーして、強制的に走らなければならない環境を作り出してみてください。
1つ目の対処法として解説した目標を設定するためにも有効で、開催日までの自分を追い込むための理由付けにもなります。
さらに、フルマラソンやウルトラマラソン完走などの達成感を得れば、その後のモチベーション維持にも効果的です。
本や映画でランニングの知識への関心を高める
ご紹介してきた対処法を試しても、どうしても走る気分になれないというときもあるはずです。
ランニングへのやる気が起きないなら、本や映画でランニングへの関心を高めてみることがおすすめ。人は関心があることに対しては自然とやる気が起きるものです。
「ブックツリー」で探せばランを題材にした本はたくさん見つかります。
ランニングの歴史や世界的ランナーに関する本を読んだり、ランナーが主人公の映画を見たりしてランニングへの関心を高めましょう。
どうしてもランニングに気分が乗らないならしっかりと休もう
どうしても走る気分になれないときは、ランニングのことを考えずしっかりと休むことも対処法のひとつ。
特に毎日走っているなら、1週間に2~3日の休憩日を挟んだほうが身体への負担が減り運動効果も上がります。
疲労やストレスが溜まってモチベーションが上がらない可能性もあるので、ランニングのことを忘れてゆっくりと休みましょう。
ランニングのモチベーション低下に負けない!ランニングダイエットを続けよう
初心者ランナーでもプロランナーでも、ランニングに対してモチベーションが上がらないときはあります。仕事が忙しくて疲れきった夜ならなおさら。
しかし、そこでやめてしまってはランニングの効果は得られません。初心者であれば特に、モチベーションを維持しながら継続することがランニングにおける最大の課題と言えます。
昨今の日本ではランナーにもマスク着用が推奨されていて、ラン時の爽快感がなく、息苦しさを経験したことから「モチベーションが上がらなくなった」という方も少なくありません。
しかし、今回ご紹介した対処法を試しながら、トレイルなど人の少ない場所を選んで走り、モチベーションの維持に努めましょう。